デトックスティーで自分にあった便秘解消法を。心も体もストレスフリーへ



ブログのトップページ→

赤鼻のトナカイ


「赤鼻のトナカイ」  

 むかしむかし、ルドルフという名前のトナカイがいました。 

 ルドルフは世界でたった一匹、赤い大きな鼻をもつトナカイでした。 

 ですから、みんなから「赤鼻のルドルフ」とよばれていました。 

 ルドルフは自分の鼻が大きらいでした。 

 

みんなが自分の鼻を見て、大笑いするからです。 

 

「やーい、赤い鼻、赤い鼻。ルドルフの鼻は、まっかっか!」 

 こう言われるたび、ルドルフはいつも泣いていました。 

 

「ぼくはみんなと違う。どうして赤い鼻なんだろう。どうしてみんなと違うんだろう。こんな鼻、なければいいのに。」 

 こんなルドルフを、家族はみんなかわいそうに思いました。 

 けれども、どうすることもできなかったのです。 

 ルドルフのもって生まれた赤い鼻は、ずっと赤い鼻のままなのですから。 

 

ある年のクリスマスイヴのことでした。 

 

サンタクロースはでかける準備をしていました。 

 

あのダッシャー、ダンサー、プランサー、ヴィクセン、コメット、キューピッド、ダンダー、

ブリクセムの8匹のトナカイをつれて、世界中を周る旅の準備をしていました。 

 

8匹のトナカイをソリにつないで、ソリのなかにおもちゃをたくさんつみこんで、

もういつでも出発できるようになりました。 

 

ほかのトナカイたちもみんな、サンタクロースとトナカイたちを見送ろうと集まっていました。 

 

だって、サンタクロースのトナカイは、トナカイみんなのヒーローなのですから。  

どんなトナカイも、一度はサンタクロースのトナカイになりたい、と思うくらいです。 

 

しかし、大変なことになってしまいました。夜になるにつれて、

突然、霧があたり一面に立ちこめてきたのです。 

やがて、霧は地球全体を包みこんでしまいました。 

 

「しまった、これではえんとつがどこにあるかわからんぞ!

みんなにプレゼントをわたすことができない!」 

 

サンタクロースが叫ぶと、みんなそわそわしだして、

どうすればいいかわからなくなってしまいました。  

そうしてみんなが困っていたとき、ルドルフはひとり森の中にいました。  

みんなの前に行きたくなかったからです。 

 

サンタクロースの見おくりに行くと、赤い鼻を見られて、

みんなに笑われてしまう、と思ったのです。  

家族もみんな行ってしまいました。 

 

そんなとき、見おくりに行ったはずの妹が帰ってきて、ルドルフに言いました。  

「お兄ちゃん、サンタさんのお見おくりに行こうよ。もう出発しちゃうよ。」 


 

ルドルフは最初はいやがりましたが、妹が何度もしつこく言うので、

ついにはあきらめて、サンタクロースの見おくりに行くことになりました。  

ルドルフはびくびくしながら、みんなの集まるところへ行きました。  

すると、やっぱりみんなはざわざわとさわぎはじめました。 

 

来るんじゃなかった、とルドルフは泣きそうになりました。  

そのとき、サンタクロースもみんながさわいでいるのに気がつきました。 

 

「どうして、みんなさわいでいるんだい?」 

 と近くのトナカイにたずねました。 

 

「ルドルフ、赤鼻のルドルフが来たんです。」  

とトナカイはこたえて、ルドルフのいるほうに鼻をむけました。 


 

サンタクロースはルドルフを見るなり、たいへんびっくりしました。  

ルドルフの鼻が赤かったからです。 

 

どんなものよりも明るくて、ぴかぴか光る赤い鼻だったからです。  

「これで大丈夫だ、ルドルフの鼻があれば、こんなに深い霧の中でも、

えんとつのある場所がわかるぞ!」 

 

とサンタクロースは思いました。 

サンタクロースは急いでルドルフのいるところへ行きました。 

 

ルドルフはびっくりしました。 

 

なにせ、目の前にサンタクロースが来たのですから。  

「ルドルフくん、わしたちといっしょに、世界をまわってくれないかな。」  

とサンタクロースは言いました。 


「でも。」 

ルドルフはどうしていいかわかりませんでした。 

 

自分にまったく自信がなかったのです。 

 

みんなとちがう自分に、いったい何ができるのか、

思うと、返事ができませんでした。 

 

「でも、ぼくは赤い鼻のトナカイで、みんなとちがいます。」  

ルドルフの目は、涙でいっぱいでした。  

「ぼくは赤鼻のトナカイなんです!」  

ルドルフは言いました。けれども、サンタクロースは言いました。 

 

「そうだ、きみは赤鼻のトナカイだ。みんなとはちがう。

でも、だからすごいんだ。きみのぴかぴかの赤鼻は、

みんなとちがうけれど、くらい夜道をてらすことができる。だから、やくに立つんだよ。」 

 

「ぼくが、やくに立つ?」 

とルドルフがききました。 

 

「そうだ、やくに立つんだ。さぁ、こっちに来てくれ。」  

サンタクロースはルドルフをつれて、ソリのところまで行きました。 

 

ルドルフを8匹のトナカイのまえ、いちばんまえのところにつなぎました。  

サンタクロースはソリに乗りこみ、さけびました。 

 

 

「おい、ダッシャー、ダンサー、プランサー、ヴィクセン! そら、コメット、

キューピッド、ダンダー、ブリクセム――そして、ルドルフ!

山をこえて、海をこえて、ゆくぞ、ゆくぞ、そらゆくぞ!」 

 

 

サンタクロースと9匹のトナカイは飛び立ちました。 

 

「がんばるぞ、ぼくは、がんばるぞ!」  

とルドルフは思いました。 

 

はりきって、赤い鼻でまえをめいっぱい明るくしました。  

まえが見えるように、えんとつが見えるように。 

 

霧だけではなく、雨がふっている町もありました。  

雪がふっている町もありました。  

みぞれがふっている町もありました。 

 

けれども、ルドルフの鼻のおかげで、どんな

なえんとつも、どこにあるかはっきりわかりました。 


 

ルドルフのおかげで、その年のクリスマスイブ、

みんなにプレゼントをとどけることができたのです。

 

 

ルドルフは、この夜から、いちばん有名なトナカイになりました。  

それだけでなく、みんなのいちばん大好きなトナカイになりました。 

 

最初は、はずかしかった大きな赤い鼻だけど、今ではみんなのあこがれです。  

その年のクリスマスイヴから今まで、ずっとルドルフは9匹の一番前にいます。  

そして楽しく、元気に、前を明るくてらしているのです。 

 

>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>

 

他と違うのを欠点ととらえるか、特長、個性ととらえるかで

ものの見方は大きく変わります。

まわりと比べないで個性を伸ばしたいものです。 

みんな違って みんないい ! 

 

 

今では、ルドルフの赤い鼻から出る熱を探知して、

毎年クリスマスイヴの日に、サンタクロースが今どの国にいるのか、

レーダーで追っているそうです。 

//www.noradsanta.org/

 

Original poem "Rudolph the Red-nosed Reindeer" by Robert Lewis May (-1976)

-------------------------------------------------------------------
美味しい大人のデトックス「コトハスティー」

【フェイスブック】コトハスティーファンページ

コトハス株式会社 【三方みな楽し】
東京都江戸川区瑞江4-1-4
-------------------------------------------------------------------

コメント(2)

It's about time smoeone wrote about this.

That's an apt anwesr to an interesting question


ブログ内を検索します。