ストレスで便秘になることがあります。
日ごろから便秘になりやすいという女性も多いのではないでしょうか。便秘になると体が重く、お腹も苦しくなりますよね。しかし、いくら食物繊維の多い食品を食べていも、定期的な運動を心がけていても便秘が解消されないという人はいませんか。
それはストレスが原因の便秘だからかもしれません。
実はストレスは便秘も引き起こしてしまうのです。今回は「ストレス便秘」の対策法についてご紹介します。
なぜストレスが便秘の原因になるのか
ストレスが便秘の原因になるのは、腸が「第二の脳」といわれるほど感情に左右されやすい臓器だからです。ストレスによって緊張状態になると腸も緊張してしまい便が出にくくなるといわれています。
この状態が続くことで腸の働きが悪くなり、ますます便秘が慢性化してしまうのです。
<ストレスが原因の便秘>
■自律神経の乱れ
自律神経失調症とはストレスによって自律神経が正常にはたらかず、疲れやだるさが残ってしまう症状です。ストレスは現代社会では多くの人がかかえています。自分は大丈夫と思っていても、体は意外とストレスを感じていて、いつのまにか自律神経失調症になっている場合もあるのです。そしてそのまま放置していると、疲れやだるさにとどまらず慢性的な頭痛や下痢、便秘の症状も起こしてしまいます。
■生活環境によるストレス
ストレス便秘の原因はどこにでもあり、誰にでもなりやすいのです。
例えば、仕事や友人との人間関係に悩んでいたり、環境になじまず常に緊張している精神的なストレスに加え、肉体労働が多く、常に体が疲れている状態や、トイレに行く暇がないほど忙しいという肉体的なストレスも原因になってくるのです。
便秘には運動も効果的だと言われていますが、こうしたストレスをかかえている場合は、運動すると逆効果とも言われています。
ストレス便秘を改善するには?
改善には、まずストレスの原因を取り除く必要があります。仕事でのストレスが多い場合には、思い切って周りに相談してみましょう。人に話すだけでもストレスは軽減されます。
また、普段から運動を心掛けているという方は、一旦運動を控えることで体をリラックスさせてみましょう。
そして最も気をつけたいことは食事です。
通常の便秘を改善させるには、食物繊維の多い食品を摂取したり、適度な脂質を取ることが良いとされています。しかし、ストレス便秘は腸をリラックスさせたり、脂質の摂取は控え、水溶性の食物繊維のみ多く摂取することが効果的です。
食物繊維と一口に言っても果物や海藻類の水溶性の食物繊維とごぼうやサツマイモなどのなどの非水溶性のものがあります。非水溶性は水に溶けず腸で膨れてしまうため、さらなる便秘を引き起こしてしまう場合があるので注意しましょう。
温かい飲み物を飲むことも、腸のリラックスに効果的です。慢性的な便秘に悩まれているという方は、デトックスティーをお試しになってみてはいかがでしょうか?